初心を忘れずに

いつもブログ訪問ありがとうございます。

お陰様でお正月を無事に迎えることができました。

私たちは、休んでいても昨年種蒔きした麦は休みなしで育ってくれています。

振り返ってみると販売用に稲作を始めたのが2009年でした。

2009年のお正月に無農薬稲の苗作りの教科書的な本があるのですが、コタツに入りながらその本を読んでいて「これなら私でもできる」と確信し始めたのでした。

始めた頃は、もう草が生えまくってしまって緩やかな棚田を借りていたのですが、上から順番に草取りを手作業で実施し、だんだんと下の田におりていくわけです。

「やっと終わった」とホッとし、上の田に戻って見てみるとまた草が生えているのです。そこでまた順番に草取りをします。するとまた同じく一通り終わって上の田に戻ると草が生えている訳です。その繰り返しを7回、そしてその間に他の田も草が生えてくるわけです。

そこも同じように5回ほど草取りをしました。

それこそ草に殺されるかと思うほどでしたし、除草剤を使う農家が多いのがよくわかりました。

そんな私に仲間が手を貸してくれました。自分の仕事が休みの時に草取りを手伝ってくれました。

今となってはそこまで草を生やすことはなくなりましたが、稲刈りなどはいまも「手伝おうか?」と声をかけてくれる人がいるので、とても助かっています。

自分で頑張っているつもりで感謝を忘れてしまう事がありますが、多くの人に支えられ、先祖や亡き方々の助力もあると思います。初心に帰り感謝を忘れずに精進したく思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2022 初日の出