日本人はお米ですね

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今年は早くに梅雨明けした宮崎でしたが、もどり梅雨かな?
さて先月田植えを無事に終えましたが、ブログ更新をさぼっていました(汗)

田植え後約1か月が経ち、お天気が良かったこともあって上手く育ってくれています。

はじめて米を作ったのが、2001年でしたので22回目の米作りです。

最初は、猫の額ほどの田んぼでした。

それでもお米は立派に育ってくれました。

それは、米が日本の気候風土に合っていると言う事が大きいと思います。

数年前から家庭の米の購入金額よりもパンの購入金額が上回っているようです。

確かにパンは買ってすぐに食べられるメリットはあります。

しかし日本人は長い間 米を主食としてきました。

日本人は米を食べて力が発揮できるようになっていると思います。

 

人生何が起こるか? 苗の様子

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天気予報では、今期の梅雨入りは早いと予報がありましたが、例年よりも梅雨入りが遅い宮崎です。そんな中、稲の苗が育ってくれています。

普通の苗よりは、播種量を減らしてはいるものの狭いところで育てていると言うのはありますので、部分的にうまく育っていない状況です。

毎年同じ失敗をしないように気を付けているのですが、中々最初から最後まで納得のいく農業といいますか、育て方といいますか、寄り添い方といいますか、できないところです。

自然の営みに寄り添っているつもりがまだまだできていない部分が多々あります。どうか大自然には長い目で見てもらえると有難く思います。

 いよいよ田植えが近づいてきました。

振り返ると初めて田植えをしたのは、棚田の小さなたんぼに手作業で植えました。今から21年前のことでした。

何も分からない私でしたが、稲は順調に育って秋には無事に収穫を迎えました。はじめてのお米は、見ているだけでとても幸せを感じました。

大事に大事にしまっておいて、たまに見ては「いいなぁ~」と言ったりしてまたしまって中々食べることができませんでした。懐かしい思い出です。

まさかそれが仕事になるとは、夢にも思いませんでした。人生何が起こるかわかりませんね。

種おろし

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お天気が不安定な宮崎です。

そんな中、お米の種をおろしました。(種蒔き)

・種籾を水に浸して浮いた物を除去し、沈んだ種だけを使います。

・2月にぬかを蒔いて寝かせたところの草を刈って床を平らにし鎮圧します。

・種をまいて、種が等間隔になるように一粒づつ移動します。

・土を被せて鎮圧し藁を短く切って被せて鳥除けの不織布を被せ完成です。

 

数日後に苗床を見に行くと何者かが不織布を破って一か所軽くほじくられていました。

ここは住宅が近くにあるので猪や鹿等の被害は無いのですが鳥や小型の獣類はいます。

芽が出るまでしっかりと見守りたく思います。

稲作り準備スタート

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少しづつ暖かくなってきた宮崎です。

先月稲づくりを開始しました。

今年も体験を希望される方々が集まって苗床準備です。

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苗 半作と言う言葉があります。

苗がうまくできたら半分上手くいったようなものだ。という意味です。

苗作りをしているといろいろなことに直面します。

せっかく蒔いた種もみを鳥に食べられてしまって種を蒔きなおしたり、大雨で増水し、田んぼが水没してまだ幼い小さい苗が押し倒されたり、草が生えまくって草取りに難儀したり、時には草がほぼ生えずに元気に苗が育ったり、雨が全く降らずに芽が出なかったり、はじめて稲の苗を作った時には、感動しました。それはそれは可愛らしく芽を出していたのを

あの感動があるから続けていけるのかもしれません。

初心を忘れずに

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お陰様でお正月を無事に迎えることができました。

私たちは、休んでいても昨年種蒔きした麦は休みなしで育ってくれています。

振り返ってみると販売用に稲作を始めたのが2009年でした。

2009年のお正月に無農薬稲の苗作りの教科書的な本があるのですが、コタツに入りながらその本を読んでいて「これなら私でもできる」と確信し始めたのでした。

始めた頃は、もう草が生えまくってしまって緩やかな棚田を借りていたのですが、上から順番に草取りを手作業で実施し、だんだんと下の田におりていくわけです。

「やっと終わった」とホッとし、上の田に戻って見てみるとまた草が生えているのです。そこでまた順番に草取りをします。するとまた同じく一通り終わって上の田に戻ると草が生えている訳です。その繰り返しを7回、そしてその間に他の田も草が生えてくるわけです。

そこも同じように5回ほど草取りをしました。

それこそ草に殺されるかと思うほどでしたし、除草剤を使う農家が多いのがよくわかりました。

そんな私に仲間が手を貸してくれました。自分の仕事が休みの時に草取りを手伝ってくれました。

今となってはそこまで草を生やすことはなくなりましたが、稲刈りなどはいまも「手伝おうか?」と声をかけてくれる人がいるので、とても助かっています。

自分で頑張っているつもりで感謝を忘れてしまう事がありますが、多くの人に支えられ、先祖や亡き方々の助力もあると思います。初心に帰り感謝を忘れずに精進したく思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2022 初日の出



先人の知恵に感動

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寒くなってきましたね。

そんな中、学びの場の片づけを無事に終えることができました。

今年は、メンバーの中に藁こづみのやり方を習った方がおられこの田んぼでも実践することになりました。

苗床準備の時に藁を使って苗床を養生するので、毎年藁を持ち帰って雨がかからないように保管していました。

しかし田んぼで保管できるなら持ち帰ったり、持参したりすることが不要になるので楽になるのと、昔の光景が復元されて懐かしむ方もおられるのではないかと思います。

昔は家畜などに藁を与える為に藁こづみをしていたと思います。

今は農機が発達して、機械でロールして同じく機械でラップして保管しますからわたこづみを見ることが無くなってそのやり方も分からない人が多いと思います。

実際にやってみると上手くできていて先回もあったと思いますが、先人の知恵に感動でした。

藁を置くところの周囲に溝を掘って掘った土で藁を置く場所を高くします。

それから捨て藁を置いて、その上に整然と藁を重ねていきます。

そして雨除けの笠を藁で編んで、笠が風で飛ばないようにわら縄で固定します。すると中の藁が紫外線や雨から守られると言う事です。

自然の素材を使い触れると安心だし、とても癒されます。

こう言うものは、伝えて残していきたく思います。

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大切なことは身近に

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寒くなってきましたね。

そんな中、学びの場の脱穀を無事に終えることができました。

学びの場なのでメンバーの都合に合わせて日程を決めますが最初に設定した日程は、朝一と途中での降雨によって延期にしましたが予備日に作業を終えました。

中々人間の都合に合わせてくれないお天気でした。

この学びの場の田んぼでの脱穀が今年最後の脱穀でした。

種籾用の籾は、昔ながらの足踏み式脱穀機を使用します。

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人力での作業ですから大きな音も出ませんので会話しながら作業できます。

作業しながらの会話は、日頃言いにくいようなことや悩み等も楽しく話せます。

脱穀機で脱穀した後にふるいにかけて長い藁や葉を取り除きます。

そして唐箕にかけて風で藁くずなどを飛ばして籾だけを選びます。

はじめて経験するメンバーもいて、先人の知恵に感心と驚きの声を上げていました。

私もはじめての時は、凄い物を作り出したものだと感心しました。

忘れかけていたことを新たなメンバーと経験することで思い出させてもらいました。

大切なことは、身近(心の中)にあるものかもしれません。