寛大な心で待つ

いつもブログ訪問、ありがとうございます。

お天気が良い宮崎です。

そんな中、麦が少し色づいてきました。

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作物が食べごろに近づくと決まってやってくるのがあれです。

穀類は特に雀が好んで、朝に夕にと食べまくってくれます。

私が畑にいれば火薬鉄砲の音で追い払いますがずっとそこにいることも

できませんので防鳥を考えたくなります。

広い麦畑で鳥を防ぐのは困難で、確実に防ぐにはネットを張る等の

対策がありますが、当然ながら手間と時間と費用が掛かってきます。

そこで計算してみました。

雀の一度に食べる量は小さじ半分ほどだと聞いています。

集団で行動しますので20羽として一度の食事で100㏄程

朝夕2回とすると一日当たり200㏄程

これが45日続くとして9000㏄(約7.5㎏)になります。

そのぐらいだったら食べていいよ。と太っ腹なふりをしつつ

畑に行くと追い払うの繰り返し。

作物の1/3は神様の物、1/3は動物の物、1/3は人間の物と師匠に教わっていました。

ですから寛大な心で無事収穫できる日を待ちたく思います。

 

 

ご縁を大切に

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雨が多い宮崎です。

そんな中、苗床の草取りと麦畑の草刈りを実施しました。

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毎年水田の裏作で麦を育てています。

その様子です。

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その日は、新しい仲間が入って賑やかに実習をしました。

昨年まで一緒に学んでいた仲間のNさんが実家(長野県)にUターンされると

言う事で夜には壮行会を行いました。

精進CHAGOと言うお店での壮行会で厳選素材を活かした美味しいお料理を

いただきながら出会った頃からの思い出を振り返りながらの時間でした。

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 (写真の他にも一品が何品かありました)

今回のように先に分かっているお別れだと良いのですが突然の別れもあって

私も何回か経験がありますが、なんとも言えない喪失感におそわれます。

Nさんとは物理的には遠くになりますが、せっかくご縁があって出会ったので

大切にご縁を繋いでいきたく思います。

最初の一歩

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雨が多い宮崎です。

そんな中、麦の穂が立ってきました。

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いつも思いますが、いのちの営みというのは間違うことがありません。

適期に的確に種を蒔くと時期を間違うことなく子孫を残す営みに入って行きます。

そのことによって私達を生かしてくれます。

しかし人間は間違うことがあります。

より多くを望んで化学肥料を用いることで栄養過多になり作物が軟弱になって

病気になり(贅沢病?)薬(農薬)をかける。

農薬が誕生したことで農民が重労働から解放されたと言う面もあり、そのことで

生かされてきた私がありますので一方的に否定はできません。

しかし気付いたならば変えて行くことができます。

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雨の中自然農園の集合日でした。

気付いたことを実践できる場所があります。

最初の一歩を踏み出すことは勇気が必要だと思いますが、やってみると

新たな世界が広がると思います。

せねばならない事→楽しく学びに

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雨が多い宮崎です。

数日前のことですが、今年の田んぼの学びがスタートしました。

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苗床の準備から始めます。

草を刈って、表土を削り、平坦にして、米ぬかを蒔きます。

そして藁を被せて2か月寝かせます。

その間に虫や微生物がぬかを食べて出してを繰り返して土が豊かになっていきます。

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苗床準備完了です。

その作業の後に取水パイプの固定金具が外れていましたのでコンクリート壁に穴をあけて金具を固定する作業を皆で行いました。

このような作業は毎年一人で行っていましたが、今年は皆と一緒にという気持ちになりましたので実施したところ「このようにしてやるのですね」と皆さん興味深々で見守っておられました。

そうか、私に取ってのしなければならないことは、知らない人にとっては知りたいことなのかもしれない! そう思ったときに新たな道が開けたような感じになりました。

やらないといけないを楽しく学びに変えて行くことができればお互いにとってこれほどいいことはありませんね。

食料問題→自給自足

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すっかり春になったかと思ったらまた寒くなってきた宮崎です。

そんな中、平和台自然農園の集合日でした。

ジャガイモの植え付けとシイタケの植菌を実施しました。

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初参加の方が多くて、どう言う経緯で参加されたのかをお聞きしました。

するとNHKで食料問題に関する放送を見られ、危機感を抱かれたようでした。

それを解決する手立ては、「自給自足」というところに至ったとのことでした。

私の師匠が言っておられた言葉を思い出します。

皆が自給自足すれば食料問題は、解決すると。

実際問題として出来るかどうかと言う事もあるとは思いますが、

野菜などを育てる手段を知っておくと安心ですね。

 

ゼロからやってできるもんですね

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暖かい日が多くなってきた宮崎です。

そんな中、友人の倉庫作りを手伝っていました。

友人は、畜産農家で牛を育てています。

牛の寝床に敷くおがくずをしまっておく場所に雨がかからないように倉庫が必要になったようです。

私は前職建設関係に務めていましたので、計画図面作成から材料の拾い出し、基礎工事から骨組み屋根から全部自分達で組み立てました。

その作業中に友人の奥さんが「ゼロからやってできるもんですね」と一言、そう言えば昔から仕事では、無から有を作り出すと言う事を繰り返しやってきました。

宮崎に来てから自給自足を始めて、農業に移行して、考えてみれば農業というのは無から有を作り出す仕事です。

こんなに繰り返しやってきたから何とかできるようになったのかもしれません。

知らず知らずに今という時間を過ごせるための礎を築いていたのだと改めて気付きました。

務めている最中は、苦しい時間が多かったと思いますが、過ぎて振り返ると人生無駄なことは無いと思います。

麦踏みの話ではないですが、踏まれて強くなる。人間も全く同じようなものだと思います。

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米オーナー様が増えています

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寒い日が続いていますね。

しかし時折温かい日もあります。

宮崎は日本の中でも温暖な気候です。

昔は新婚旅行のメッカとしてにぎわった時期もありました。

その温暖な気候を利用して、プロ野球やプロサッカーのチームの冬季キャンプ地としても使われます。

ですから冬でも宮崎は、暖かいのでしょう?と聞かれることもありますが、冬はやはり寒くしかしお天気のいいときの日中はポカポカとしていて温かいです。

 話は変わりますが私が田んぼのオーナー制をはじめてから10年が経ちます。

はじめた頃は、体験型のオーナー様で賑わっておりましたが近年は体験型が減って遠隔地の方が米オーナー(体験しないオーナー制)に申し込みされるケースが増えてまいりました。

もちろんオーナー様はお客様ではありますが、お客様を超えてこられることがあります。

最近は自然災害や台風などが大型化しています。大きな台風が宮崎に接近してきたときにそのお客様が本当に私が身内のようにご心配していただいて、「お米のことはいいから、危険が迫る前に避難等の行動を」という具合にです。

有難いの一言では表現できないような、やはり有難いとしか言いようのない気持ちになりました。写真は麦踏の様子です。

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